過去ログ - 恵美「もしも魔王の正体に気づかなかったら」3巻
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/06(土) 19:36:11.05 ID:6QX93pwdo
タオルケットの上ですやすやと眠る赤ん坊。
その周りで、私達はアイスクリームを黙々と食べていた。
楽しみにしていたというのに味がしない。

すぐに食べ終えてしまい、否応なしに現実逃避の時間が終わる。
仕方なく口を開いた。

恵美「……この子、何?」

それは全員共通の疑問だったのだろう、答えられる者はいなかった。

真奥「どう見てもお前目当てだったけど、心当たりはないのか?」

恵美「あったら困ってないわよ……」

小声で言い合う。
仮にこれが敵だとしたら、斬らなければならないのだろうか?
……ぞっとしない想像だ。

赤ん坊「うー……あふっ」

全員の時が止まる。
赤ん坊があくびをして、起き上がった。
……貞夫と目が合ったようだ。

真奥「よ……よう」

赤ん坊「うー? ……おぁよ」

……日本語、らしき言葉を拙いながらも喋っている。
概念送受を使用したものではない、純粋な日本語だ。

真奥「に、日本語喋れるのか?」

赤ん坊「んと、すこし」

真奥「すこし、か、うん、そうか」


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