過去ログ - 恵美「もしも魔王の正体に気づかなかったら」3巻
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[sage saga]
2013/07/06(土) 19:37:31.63 ID:6QX93pwdo
アラス・ラムス「んしょ、しょ」
そんな私達をよそに、アラス・ラムスは覚束ない足取りで立ち上がった。
どうやらもう立てる年齢のようだ。
彼女はゆっくりと貞夫への少しの距離を歩き、辿り着いた彼の手の匂いを嗅ぐと、
アラス・ラムス「……ぱぱ」
満面の笑みで彼に抱きついた。
千穂ちゃんと芦屋は顔面蒼白、鈴乃は目を丸くし、漆原は部屋の隅に逃げ出していた。
私は、
恵美「さ、さだ……」
真奥「ま、待てっ! 一体今、何を以ってお前は俺を親父だと断定したんだ!?」
アラス・ラムス「ぱぱー」
真奥「そ、そうだっ! ママは誰だママは!」
身の潔白を証明するためか、母親について彼が問う。
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