過去ログ - 恵美「もしも魔王の正体に気づかなかったら」3巻
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]
2013/07/06(土) 19:40:47.50 ID:6QX93pwdo
仕事も終わり魔王城へ急ぐと、そこには昨日の面子全員と、
顔を輝かせて私を待ち受けていてくれたアラス・ラムスの姿があった。
貞夫と芦屋、それに隣室のベルの顔に少々疲れが見える。
恵美「やっぱり、大変だったみたいね」
鈴乃「アルシエルが昼食を作る気力がなく、オリオン弁当で済ませたと言えば分かるか」
絶句した。あの節約の鬼にそうさせるとは。
赤ん坊の夜泣きというのは想像を絶するものがあったようだ。
まま、まま、と泣いていたというのだから私としてもたまらない。
己の不甲斐なさを悔いているのか、苦い顔で芦屋が言う。
芦屋「佐々木さんの助けがなければどうなっていたことか……やはり新生魔王軍の筆頭大元帥は佐々木さんに」
千穂「や、それはいいですってば」
苦笑して言う千穂ちゃんは、今は学校がテスト後の短縮授業だそうで、
その空いた時間に手伝いに来てくれていたらしい。
親戚の子供の世話をしたことがあるというその手際は芦屋を感服させるものだったようだ。
……それで大元帥になれる魔王軍というのもどうかと思うが。
彼女にしてみれば、実の子供ではないとはいえ私と貞夫の子を名乗るアラス・ラムスに思うところもあるだろうが、
それよりもアラス・ラムスのことを一番に考えて動いてくれていることに感謝と申し訳なさがある。
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