過去ログ - 恵美「もしも魔王の正体に気づかなかったら」3巻
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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/06(土) 19:41:26.29 ID:6QX93pwdo
恵美「……愚問だと思うけど、漆原は何か手伝いとかしたの?」

そういえば奴の姿とパソコンがないな、と思いながら聞くと、全員が無表情で押し入れに視線を向ける。
耳をすましてみれば、押入れからは人の気配とパソコンのキーボードを叩く音がした。

芦屋「……察しろ」

察した。やはり愚問だったようだ。

アラス・ラムス「るしふぇる、やくたたず!」

無邪気な声でアラス・ラムスが言うと、押入れからはさすがに動揺の気配。
ちなみにこの子はもう皆の名前を理解しているらしい。
難しい発音はできないようで、千穂ちゃんとベルはちーねーちゃ、すずねーちゃと呼ばれているが、
その呼び名に顔を赤くし照れている二人の姿は微笑ましいものがあった。

真奥「で、だ。恵美。相談があるんだが」

言いながら彼が取り出したのは、文京区の複合型アミューズメントパーク、
東京ビッグエッグタウン――まあ要するに遊園地のチケット。
無料招待券が一枚に割引券が二枚という組み合わせだった。
今日マグロナルドで貰ってきたらしい。

恵美「あれ、それなら私も……」

懐から、同じく東京ビッグエッグタウンのチケットを三枚取り出す。
アラス・ラムスの話を聞いた梨香にたまたま渡されたもので、ドコデモの社員割引が適用されるものだ。
無料ではないが、割引率は貞夫の出したものより大きかった。


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