過去ログ - 恵美「もしも魔王の正体に気づかなかったら」3巻
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27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/06(土) 19:43:51.63 ID:6QX93pwdo
真奥「まあ、お前の気にすることじゃねぇよ」

彼としては、私に負担を与えないよう言ったのだろうその一言は、しかし私には捨て置けない言葉だった。

恵美「……気にするわよ。だって」

恵美「あの子の親はあなただけじゃない、私だってそうなんだから」

恵美「母親なのよ!? 父親面するなら、一人で抱えないでもっと頼ってよ! ちゃんと話してよ!」

思わず叫ぶように言う。
自分でも驚いたその大声に、貞夫が目を見開いた。

私を傷つけたことに思い至ったのだろう、彼が神妙な顔をする。

貞夫「……悪かった」

恵美「……うん」

静かな声の謝罪に、私も落ち着いて返した。

そのとき、

木崎「お待たせしました、お持ち帰りのバニラシェイクです」

真奥「っ!?」

気づけば、持ち帰り用の袋を持った店長さんがいた。
その表情は店員として文句のつけようもない笑顔だ。とりあえず、表情は。


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