過去ログ - 恵美「もしも魔王の正体に気づかなかったら」3巻
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50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/06(土) 19:54:50.60 ID:6QX93pwdo
真奥「恵美、とりあえずさっきの手はもうやめろよ。次は通じないし、……こっちが心配する」

恵美「……うん。ごめん」

聖剣とアラス・ラムスを天秤にかけさせたハッタリは、所詮不意打ちのようなものだ。
ガブリエルがその気になれば、一瞬で貞夫を殺して私達を連れ去ることも可能だろう。

真奥「おい、アラス・ラムス」

アラス・ラムス「なーにぱぱ」

真奥「さっきのおじさんは、お前をおうちに連れ帰りたいらしいが、行きたいか?」

アラス・ラムス「や!」

その短い、しかしはっきりとした否定で、貞夫の中で結論は出たらしい。

真奥「よし、話し合い終了。明日奴らが少しでもアラス・ラムスが嫌がることしたら徹底抗戦だ」

あっさりと言ってのける彼に突っかかる。

恵美「抗戦、の余地はほとんどないってことは分かってるわよね?」

真奥「ああ。だからいざとなったら俺一人でやるさ」

恵美「ふざけないで」

何か勝ち筋を考えているのかどうかも分からない平然としたその言い様に、またも腹が立った。
順当に行けば貞夫は死ぬか、良くても傷つけられ、アラス・ラムスは連れ去られる、それで終わりだ。


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