22: ◆nero/daT06[sage]
2013/07/08(月) 00:55:23.27 ID:5UkapqjWo
魔法先生ネギま!から綾瀬夕映・宮崎のどか
試験官によって掲示板にかけられた布が取り去られ、試験内容が明らかになる。
試験内容がB4サイズの紙の印刷されて掲示板にずらっと並んでいる。当然、遠くからでは見えない。
「ルールはこの通りで、開始時間は一分後、本日の正午とします」
到着が早かった人から自然と前の方につめていったため、早く着いた者は楽に試験内容を見ることができる。
逆にいえばこの1000人以上の大人数、大部分の参加者は内容を知る段階からかなり遅れを取ることになる。
「皆さんの健闘を祈っています」
早く動き出すために試験内容の確認後すぐに人込みから抜け出す者もいたが、
一方で試験内容を見ようと前に出て来る参加者の邪魔をするため掲示板前に留まる者もいる。
正式な試験開始は一分後とされているが、試験内容を知る段階から戦いは既に始まっていた。
そんな中、掲示板を見もせずに人だかりから離れていく二人組がいる。
「ここから先は通行禁止♤ この程度で焦っちゃだめだよ♥」
駅の出口へと歩いていくと、試験官がたちはだかった。
「試験官のヒソカさん、でしたっけ。なるほど。試験開始の時刻はそういう意味ですか」
「あと三十秒くらい待って試験が始まったら通してくれるんですよね」
「ん〜♥ どうかな?」
他の受験生に問題を見せまいと掲示を破壊しようとする者が出始めていた。
試験官もそれを止めるつもりはないようで、掲示板に張られた紙面は次々と剥ぎ取られていく。
受験生の数に対して明らかに足りない問題用紙。さらに一人で何枚も奪っていく者もいる。
にも関わらず、二人組の少女は一向に掲示に近付こうとはしない。
かといって東京駅の出口付近、試験官の側で待機するでもなし。
二人は人気の少ないところへ進んでいく。
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