過去ログ - ハニー・ポッター「プリンス、だなんて。なんなのかしら」
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◆GPcj7MxBSM
[saga sage]
2013/07/14(日) 17:48:59.78 ID:D7hIcm0R0
ザワザワ
キャーキャー
ハーマイオニー「あぁ、ジニーはあそこにいたわ。あの、なんだかピンク色の雰囲気のところ」
フレッド「あぁ、君とハニーが振りまいてる空気みたいなあれかい?」
ハニー「なぁに?場所さえ貸してくれればそうして差し上げるわよ?」
ハーマイオニー「何を言ってるの!?あ、いいえ、嫌というわけではないけど、ちが、ちょ、ハニー、人ごみで分からないからって、どこ触っ――」
ジョージ「へいジニー、親愛なる兄貴達に挨拶してくれないのかい?」
ジニー「あら、だって見つけられそうになかったんだもの。ねぇ、このハニーみたいな香りのするもの、なに?」
フレッド「おーやおや、このスペースはいつだってレディースで一杯だな。よーく聞けよ?」
ジョージ「ワンダー・ウィッチ製、他にない最高の逸品『惚れ薬』。これはよーく効くぜ?」
ロン「惚れ薬、ねぇ。興味ないなぁ」
ジニー「ハニーがいるものね。ねぇ、ロミルダ?あなたはこういうの興味あるの?」
ロミルダ「え、えぇ!ううん、あー、そうでも……あっ」
ハニー「? ハァイ。あぁ、確か私達の二つ下の……」
ロミルダ「そ、そうよ! くっ……名前さえ覚えてもらえてない……いいわ!お金を下ろしてこなくちゃ!」
ジニー「あっ、行っちゃった……走ると危ないわよ、ロミルダ!」
ラベンダー「うーん」
パーバティ「まだ占いのお店で言われた事気にしてるの、ラベンダー?」
ラベンダー「気にもするわよ。だって、私達のこれからに大事なのは、女としての経験だ、なんて。それを高めるチャンスがくる? 私、占いは好きだけど……今度のはあてにならないと思う」
パーバティ「そんな高くて大きくて尖った水晶を買っておいて何を……きゃっ!?」
ロミルダ「ごめんなさ!急いでるの!どいて!」
ラベンダー「ちょっと、押さないで……あぁっ!?」
グラッ
ロン「それより何よりジニー、君にはこいつは無用の長物だろ?マーリンの髭」
フレッド「そうだった、そうだった。ジニーよ、こいつはお前に売るわけにはいかん」
ジョージ「兄さん達は悲しいぞ。男をとっかえひっかえだそうじゃないか。悲しいぞ」
ジニー「ロンに何を吹き込まれたかしらないけど、何であろうと関係ないじゃない」
ロン「ないってこたないだろ!?僕らは君の兄貴で、それにハニーの……あぶないっ!!!」
ハニー「妹想いはいいけれど、あまりしつこいと……!?」
ラベンダー「い、いった……あ、あぁ!?ハァイみんな、って、ロン!?ごめんなさい、水晶が、手に!?!?」
ハーマイオニー「だ、大丈夫なの、ロン!?」
ロン「いったたた。いやぁ、平気平気。君に怪我がないならね、うん」
ラベンダー「……えっ」キュンッ
パーバティ「……ラベンダー、待って。その乙女フィルター外して。今の発言の行き先、ちょ、らべ、ラベンダー!?」
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