過去ログ - ハニー・ポッター「プリンス、だなんて。なんなのかしら」
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54: ◆GPcj7MxBSM[saga sage]
2013/07/07(日) 17:33:45.09 ID:y8Htynep0
ダンブルドア「有能じゃ、すこぶる有能じゃよ。少なくともヴォルデモート卿の脅威を軽んじたり、なかったことにするような真似はせん」

ハニー「あら、評価しているの?」

ダンブルドア「髭以外はのう」

ハニー「それはどうでもいいけれど。意外ね……新聞では、あなたはその人との面会を拒んだ、とあったわ」

ダンブルドア「有能じゃ、とは思うがの。わしと彼はあまり話があわん。堅物での。わしがちょっとお茶目を言うても、眉一つ動かさんのじゃ。ファッジなど昔はそれはもう笑いすぎてお互い会議にならんくらいに――」

ハニー「どんどん新大臣への信用が高まるわ、まったく……でもそれにしては、先週送られてきた死喰い人対策パンフレットは、内容がお粗末だったわね」

ダンブルドア「基本中の基本しか書いておらんかったのう、うむ。例えば変装の可能性があるために、他人と出会いがしらはまず最初にその人しか知らぬことを質問しろ、など。そういえば君はわしに質問をしておらなんだ」

ハニー「あんな登場する人間が魔法界広しと言えどもあなた以外にいてたまるもんですか」

ダンブルドア「後学のために言うておくが、わしの好きなジャムはラズベリージャムじゃ。これを君とわしの質問にしておこうかの?」

ハニー「必要があればね。へぇ、ラズベリー?」

ダンブルドア「そうじゃ。今朝方、その美味しさを再発見してのう。長年チャンピオンじゃったクラムベリーと取って代わったのじゃ」

ハニー「信用性皆無だわ……あと気になったのは……最後に書かれてあった、『亡者』というのは?」

ダンブルドア「死者の肉体を魔法で操ったものじゃ……あやつが暴れておった時代からは目撃例がないがの。無論、奴は好んで用いた。亡者の軍団を編成できるほど、人を殺しておったのじゃから――」

ハニー「……それで」

ダンブルドア「……あぁ、そうじゃの」

ハニー「……向かっていたのは、あのお家?」

ダンブルドア「……扉も、窓も、家全体が無残に破壊されておるな。何か、あったようじゃ」


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