過去ログ - ハニー・ポッター「プリンス、だなんて。なんなのかしら」
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78: ◆GPcj7MxBSM[saga sage]
2013/07/07(日) 22:12:40.28 ID:y8Htynep0
スラグホーン「さっき言った、ダーク・クレスウェル。マグル生まれだが、今では小鬼連絡室の室長だ。非常に優秀、才能のある学生だったが、今でもわたしにグリンゴッツ内部のすばらしい情報をよこす!」

ハニー「……いるのね、マグル生まれでも魔法省で出世している人」

スラグホーン「あの顔面悲劇に何度か阻まれかけたそうだが、あんな愚か者で相手にできるような半端者ではないさ。バーナバス・カッフに気づいたかね?」

ハニー「……確か、『日刊予言者新聞』の」

スラグホーン「今や編集長だ。毎日のニュースに対するわたしの意見に常に関心をもっている。こっちはハニーデュークスのアンプロシウム・フルーム。魔法が優秀だったわけではないが、人当たりがよく成功者の眼をしていた――今ではどうだ!誕生日のたびに家から溢れんほどの菓子をよこす!ハッハッハ!」

ハニー「……奥の写真に写ってる、クィディッチローブを着た人は」

スラグホーン「グウェノグ・ジョーンズ、ホリヘッド・ハーピーズのキャプテンだ、そうとも。彼女のおかげでいつでも試合の切符は手にはいるし、選手の全員とは名前で呼び合う仲さ!」

ハニー「……」

スラグホーン「ハッハッハ!いやぁ、手塩にかけた生徒たちが成功しているのを見られるのは素晴らしいことだ。わたしも少しばかりの恩恵にあずかれて、あぁ、あえて少しばかりと言わせてもらうがね。そう、わたしは――」

ハニー「それじゃ、今でもこのあなたの教え子たちが、あなたの居場所をつきとめて色々送ってきたり、手紙をよこす、って言うの?」

スラグホーン「――――それは、ちがう。あぁ……一年間、誰とも連絡をとっていない」

ハニー「……」

スラグホーン「しかし、賢明な魔法使いはそうすべきなんだ。アルバスのやっていることは立派だ、だが、それは生き急いでるとしか思えない。今の時勢でホグワーツに戻るのは……アルバス側に、つまり、騎士団への忠誠を表明するに等しい」

ハニー「……彼らが愚かだと言うの?」

スラグホーン「そんなわけはない!彼らは立派だ!勇敢だ!紛れもなく――ただ、あの死亡率の高さはいただけんね」

ハニー「ホグワーツの職員だからと言って、必ずしも騎士団の一員にならなくちゃいけないなんて、聞いた事ないわ」

スラグホ−ン「しかし――」

ハニー「こんなにぬくぬくとした場所で――騎士団の中には、冷たい洞窟でネズミを食べながら生きていた人もいるっていうのに」

ハニー「安全が約束されているホグワーツに来ることさえできないっていうの?先生達の中に殺された人なんて、一人もいないわ。ヴォルデモート本人に取り憑かれていた、クィリナスでさえ!私のおかげだけれど」

スラグホーン「その名前を口にしないでくれ!」

ハニー「いいえ、いくらだって呼んでやるわ! あいつの名前程度で、馬鹿馬鹿しい! 第一、あなたの守りよりもダンブルドアが守っている城の方が安全だっていう単純なことも分からないの!?ヴォルデモートが『唯一恐れた』ダンブルドアの!」

<光栄じゃよはうぅぼぇ

ハニー「さっさと吐ききってこっち来なさいあなたは!!!」


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