過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
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126: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/07/11(木) 01:26:29.22 ID:GwY168de0

私が担当しているアイドルは、どうも、何か。皆バラエティ向けである。
しかし、愛海以外はそちらの方向をあまりやろうとは思っていない。
幸子もみくも、どちらかと言えばちゃんとアイドルらしい仕事をしたいと考えている。
私もそうしたいのは山々なのだが、提案される仕事と言う名の矢が、彼女達の的を射てくれないのだ。
そして仕事を受けないという訳にもいかず、私は渋々そういう仕事をやらせている。

愛海は胸で釣れるので、そこまででも無いが。

そう言えば以前一度だけ、共演者の胸を揉んだ後、愛海が何故か小首をかしげていた事があった。
そして帰りの車内で「ニセモノか……」と、小声で言っていた。私まで暗い気持ちになった。
まぁ、これは今は関係無いだろう。


「あぁ……その……お前達には、悪いとは思っているんだ。お前達の望む仕事をやらせてやりたいと思っている。
 だが、その……世間が求めるのは、相対して、私達が求めるものと違う時があるんだ」

「……小難しい言葉ばかり使わないで下さいよ」

「……まぁ、要するに私の力不足だ。本当に、すまない」

「……えぇ、そうですね」


幸子はその後、「いや、やっぱり……」と続けたが、その先は言ってくれなかった。


「しかし……なぁ……私も、一応方針は決めてあるんだよ……。
 みくはプロポーションが良いし、もっとモデル系の仕事を増やしても良いんだがなぁ……」


その言葉にふと、幸子の体がピクリと震えたのが見えた。
しかし、それに気を留めず、続ける。



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