過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
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◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/07/15(月) 01:20:08.44 ID:rh9YQKQy0
そして、門をくぐる直前。彼女は振り向いて、運転席から窓を開けて見ていた私に言った。
「絶対に、覚えておいて下さいね!」
そう言い残し、彼女は門をくぐり暗闇の中に消えて行った。
私は、ただ茫然とその様子を見ていた。
私は大きく息を吐き、張り詰めていた緊張の糸を幾分緩めた。
私が置いたこの最後の牙城。
それに付け入る隙を、何故敢えて残していたのか。
それは火を見るより明白だった。
自分よりも一回りも歳の離れた彼女に、私は焦がれている。
彼女が見せたあの時の笑顔。私と彼女の心が初めて通ったあの時の笑顔に、魅入られてしまったが為に。
最初は不穏な気持ちと感じつつも、それを娘か妹をいつくしむのと同じと誤魔化してきた。
しかし、彼女も私と同じ気持ちを持っていた。それを、私はつい先程確認してしまった。
それを確認した途端、私は何と思ったか。
まず第一に、喜びだった。そしてそれに追従するように、理性が困惑を私に押しつけたのだ。
立場がそれを許してくれない。ダメな事なのだと。
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