過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
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162: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/07/15(月) 09:41:17.56 ID:rh9YQKQy0


「え、えぇ〜……何でにゃ。幸子チャンが良くって、何でみくはダメなんだにゃ!」

「……まぁ、それはどうでも良いじゃないか」

「どうでも良くないにゃ! 猫は甘えさせる時は甘えさせて、そっとしておくべき時にそっとしておくべきなのにゃ!
 今は甘えさせる時だにゃ!」

「……そんな事を言われてもな……」

「えぇ〜……――チャンいけずだにゃ〜」

「……何とでも言いなさい」

「むむぅ〜……」


あまり触れたくない話題であった。
この一カ月の間も、私達は仕事に追われた。
幸子は言うまでもなく忙しい。私も比較的日の浅い二人を見なくてはいけない。すれ違うのは必然だった。

たまにメールや電話をする程度、という日が何日も続いた。
そしてその内容も実に素っ気ないものであった。何か、彼女に避けられているようだった。
無理も無いが、やはり寂しいものがある。

そういう私は忙しさにかまをかけ、あの約束をまるで忘れ去ったかのように仕事に埋没した。
妙な感情を埋める為に。

しかしみくの言った通り、幸子の私を見る目は、明らかに何かしらの熱を帯びるようになっていた。
私も勿論その事に気付いている。だが、どうこうする気は無い。結果が出るまでは。



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