過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
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188: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/07/15(月) 23:21:15.27 ID:rh9YQKQy0

私はこんな今になって、自分がいかに残酷な事を彼女に課したのか、痛感した。
もし、ここで幸子が呼ばれたらどうするつもりなのだ?
私は気持ちを封印すると決意したが、彼女は果たしてそうか?
彼女が強くない事は、私が一番知っているのではないのか?
何故、こんな約束をしたのか。突っぱねるだけ突っぱねて、有耶無耶にした方が良かったのではないか。

また、あの関係に戻るのだ。
そんな状態で、アイドルなど続けられる訳があるまい。
信頼した人が近くに居ながら、自分から遠ざかっていくなど耐えられる訳が無い。
私はそんな簡単な結論にも、気付かなかったのか。
何故だ。信頼し過ぎていたからだ。

私は平気な顔をして、悪魔の契約をあの子に交わさせたのだ。
そうとしか、言いようがない。

永遠と錯覚する程圧縮された時を、私はただ祈った。顔を伏し、手で何かに縋るようにして祈った。
後悔の念に、押し潰されないように。



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