過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
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2: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/07/07(日) 17:09:37.72 ID:qH1jWcyn0


いつ頃だったか。私が、彼女とそういう関係になったのは。


「おはようございます、プロデューサーさん」


夏。けたたましく、アスファルトに絡むタイヤの音と、耳に残る蝉の声が、開け放たれた事務所の窓から響いていた。
事務所は明りも付けられておらず、窓から入る朝日だけが部屋を照らし、静かに明暗の輪郭を深くしていた。
そんな夏らしい小さな喧騒と静寂、反するようなその二つの中で、小さなノックと共に、小さな来訪者が現れた。


「おはよう、幸子。今日はまた、随分と早いじゃないか」


来訪者の名前は輿水幸子。
私がプロデューサーとして雇われているこのアイドル事務所の、所属アイドルだ。
背は低い、というよりも小さいと形容した方が良いだろうか。
まぁ、彼女の言葉を借りて一言で例えるとしたら――。


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