過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
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222: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/07/21(日) 19:29:39.85 ID:3F74c3xT0


「……」


時が止まった。私と彼女の視線が繋がった。
私と彼女は、互いに動けなくなった。


「言ってくれ、幸子の望みを。私はもう十分に逃げた、十分に。だから、もう私は逃げない。
 ちゃんと、お前を見るから」


私は強く、刻み込むように言った。
彼女は私の目を見つめたまま固まっている。顔がほんのりと赤みを帯びてゆく。
エンジンの振動が私達を揺さぶる。


「あ、あっと……その……」

「何だ」


私は急かすように間髪入れずに返事をする。
しかし退路を断ったは良いが、そのせいで幸子の余裕まで断ってしまっていた。
幸子はあたふたと、両手を前に出してどもりながら私を制した。




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