過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
1- 20
226: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/07/21(日) 19:35:52.06 ID:3F74c3xT0


否定はしてくれたが、もやもやとする。
語尾がぼかされた物言いに、また熱くなった私はまた問い詰める。


「じゃあ、約束はどうするんだ。別に、今言ってくれても構わないんだぞ」


ミラーで幸子の顔を見る。目が合った。そして幸子は不服そうに、私を見つめ返した。


「……それが聞きたいなら、ボクとオフの日を合わせて下さいよ。ボクの言う事くらい、聞いてくれないんですか」

「幸子……」

「ボクのコトを見てくれるって……言ったじゃないですか……」

「そ、そうだが……ったく、殺し文句だな。わかったよ。私も男だ、自分の言った言葉に責任を持とう。
 取引先に頼んで日程をずらしてもらって、そこに有給を捻じ込んで貰う」


彼女の恨めしそうな声と瞳で私は揺さぶられ、たちまち譲歩してしまった。
惚れた、弱みか。
私がこう言うと幸子は満足したのか鼻を鳴らした。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
433Res/312.87 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice