過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
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229: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/07/21(日) 20:24:46.91 ID:3F74c3xT0

時間はあっという間に過ぎた。
今まででも散々多かった幸子の仕事が益々多くなり、私はこの二週間の間、幸子にほぼつきっきりの状態になった。
サイン会に握手会、バラエティ番組やインタビュー、限定ユニットを組む事になったあの四人との打ち合わせなどなど。

スケジュールは分単位で進み、少しの遅れも許されなかった。
応援スタッフも何人かついてくれたが、やはりそれでも移動などには手こずった。

私は逐次、彼女と仕事に関する報告や確認を何度もした。自然と彼女といる時間は増えた。
そのせいか、仕事のせいで疲れは出ているようだったが、幸子はここのところどこか嬉しそうだった。
例えそれが仕事の話だったとしても、私と話している時の彼女の目は何処か優しげだった。

そうやって仕事を着実にこなしながら、件の日が来た。
私は幸子にオフを同期させろと言われたあの日。彼女を車で家に送り届けた後すぐに事務所へ向かった。
報告やら処理などがあった為元々戻るつもりだったが、私の目的はもう一つあった。

千川さんに有給の相談をしに行ったのだ。
上司でなく、何故彼女なのか。
そんな疑問もあるが、仲間内ではそういう相談は専らあの人した方が良いという評判だったので、私も倣う事にした。



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