過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
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25: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/07/07(日) 19:14:37.32 ID:qH1jWcyn0


「……幸子ちゃんと……彼女と真剣に向き合った事が、ありますか?」


心臓が、ドクンと跳ねるのを感じた。

図星だった。

私は、彼女とあまり人としての関係を持とうと思わなかった。
今まで、自分が良いと思えるような人間とだけ関わってきた。
だから、苦手と思った幸子とも、関係を持とうとしなかった。

そして、成果が出せないようになってから、顕著になっていた。
彼女と話す日がある事じたい、稀だったのかも知れない。


「……幸子ちゃん、貴方がいない間に、私に相談してきましたよ。自分のプロデューサーが、あまり自分と関わろうとしてくれない。
 避けられてるような気がする、って」

「……」

「自分が成果を出せてないから、自分がうっとうしいから、避けられてるんじゃないかって……」

「……」

「普段、――さんと話をしてる幸子ちゃんは、強気な発言をしてますけど……彼女も、悩んでるんですよ。貴方以上に」

「……」

「貴方は、まだ仕事に逃げるだけでどうにかなるかも知れない。だけど、幸子ちゃんはまだそんな事もできない年なんです。
 ……少しは、彼女と向き合う努力も、した方が良いんじゃないですか」

「……」



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