過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
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253: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/08/04(日) 21:49:47.14 ID:lgRE4mqd0


「え、ちょっと……ほ、本気で入る気なんですか? え、怖いのかって? そ、そんなわけないじゃないですか!
 ただ臆病な――さんがこんな所に入ったら、心臓マヒでも起こしちゃうんじゃないかって心配になっただけですよ!」


私の心配はいらないから入ろうと言い、引きつり笑いを浮かべた幸子と共におばけ屋敷に入った。
ここのテーマは、霧の立ち込めたいわくつきの洋館との事だ。


「……な、何てコトないですね! ただ作りものが並んでるだけで何も……ひっ! な、何ですか今の音は!
 え? 怖いのかって? そそそんなコトあるわけないじゃないですか!」


涙目になりながら私の腕に必死でしがみついているので、その言葉には何の説得力も無かった。
が、体を震わせて私に縋りつく幸子は愛らしい小動物のようで、とても可愛らしかった。


「ほ、ほら! 先に進んで下さいよ! え? 目を瞑るな? つ、瞑ってなんか無いですよ!
 だから……あぁちょ、ちょっと! 離れないで下さい! だ、だめっ……目を開けますから待って下さい!」



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