過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
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26: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/07/07(日) 19:15:41.09 ID:qH1jWcyn0


何も、言い返せなかった。


「……私は、事務員です。――さんの仕事の辛さなんかは、理解しようとしてもできません。
 でも、これだけは言っておきます」

「……何で、しょうか」

「二人が、個々でいくら頑張っても、足並みが揃わなければ意味なんてありません。
 でも逆に、お二人が力を合わせるようになったら……」

「……なったら?」

「……わかりません。まぁ、あくまで素人の憶測ですから」

「……」


彼女と、向き合う。
私が無意識に、いや、意識的に避けて来た事が、仇になっていたのか。
いや、当然と言えば当然だった。
仕事でも何でも、信頼関係が無ければ、上手くいくはずが無いのだ。
そんな簡単な打開策を、私は自ら捨てようとしていたのだ。
人に言われるまで、それに向き合おうとしないとは。

私は、愚かだ。




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