過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
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291: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/08/07(水) 22:29:23.61 ID:Tc0xzzKq0


「……どうしたんですか?」

「いや、なんでもない。さて……どうしようか。何処かで、何か食べようか。そうだ、この前行きそびれた店に行くのはどうだ。
 あっ……でも、家でご飯を用意して貰ってるかな? それなら、連絡して……」


私は捲し立てるように言葉を出した。


「その必要は無いですよ」


だが、幸子の強い語気に遮られ私は言葉を続けられなかった。


「そ、そうか……もう外で食べる事は言ってあるか。まぁそれなら――」

「違いますよ」


幸子は静かに、そして強く私を制した。
私が彼女とあの約束を取り交わした時のような、そんな勢いが幸子にあった。
目の前の信号が赤に変わる。ブレーキを踏み、車を止めた。
私はその隙に彼女の方へ振り向いた。


「じゃあ、一体どういう……」


幸子は呼吸を整えるように深い息を一つ吐き、零すように言った。




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