過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
↓
1-
覧
板
20
298
:
◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/08/07(水) 22:53:22.82 ID:Tc0xzzKq0
この状況でも、幸子は案外いつも通りであった。
――私の、勘違いでは無いのか?
幸子の姿を見てそんな考えがふと、私の脳裏に過った。
彼女は、まだ子供だ。況してや良い所のお嬢さんなのだ。
そういう知識を、持っていようか?
彼女にとっては、好きな人の家に行くだとか、あまつさえそこで食事をするだとか、そういうのが彼女の想像し得る限界なのではないか。
私のような、邪な考えなどきっと持ち合わせていないはずだ。
ただ、大人のやるような事の真似をして、あんな事をしただけなのではないか。
私の頭が、そう都合よく働いた。
大きく溜息をついた。ようやく、冷静さが戻ってきたようだ。
が、それと同時に消沈している自分がいる事もわかってしまった。
私はその考えを振りほどくように頭を小さく振るい、手に持っていた幸子と自分の荷物を廊下に下ろした。
努めて平静に。
「……もう荷物はここで良いか」
「えぇ。どうせ部屋は狭いんでしょうから、ここに置いた方が良いと思いますよ」
「言ってくれる……なぁ、幸子」
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
433Res/312.87 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1373184460/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice