過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
1- 20
375: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/09/04(水) 02:57:29.27 ID:WvnzhtNI0


その日から、私達はまた何度も逢瀬を重ねた。
世の目を憚り、蒙昧な背徳感と高邁な愛情に縺れ、私達はたがが外れたように体を合わせた。
時に誘い、時に誘われ、まるで私達は互いが必要なのだと体に言い聞かせるように。


「ふぅ……こんなものかなぁ……」


仕事終わりの楽屋で、私は荷物を纏めながら溜息をついた。
ここ最近家にまで仕事を持ち帰りゆっくりと休めていないせいか、体が凝ってしまっている。

仕事の方は概ね順調であった。むしろ、幸子の調子が良いとさえ言われる程だった。
総選挙後のユニット活動も大成功で幕を閉じた。
あの四人とのユニットでは、渋谷さんに相当の負担がかかったようだが。

幸子の知名度は、ドンドン上がっていく。
元々多かった仕事は更に多くなり、また世間の目も鋭くなり、幸子と隠れて逢う事も難しくなっていった。
だが、隙さえあれば私達は体を重ねていた。

そう、この日も。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
433Res/312.87 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice