過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
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383: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/09/04(水) 03:04:59.21 ID:WvnzhtNI0


「あ、いや……それこそ我慢できなくなるよ。あそこは狭いから、ゆっくりできないだろう。トイレあるし……」

「そうでしたね……もう、早く引っ越しましょうよ。ボクのプロデューサーなんですから、給料だって良いはずでしょう?」

「少しは良くなったが、サラリーマンなんてのはすぐに増えないんだよ……。
 ただまぁ……考えておくよ。ほら、先に入っておいで。私は待っているから」


幸子を風呂場に行かせ、私は荷物を置きに部屋のドアを開けた。
熱に緩慢とした頭を動かしつつ、室内の生温い空気を一掃する為にエアコンをつける。
しばらくしてから、エアコンからカビ臭さと共に涼しい風が吐き出された。
エアコンの掃除もどうやらした方が良いようだ。

私はこれからの行為に関する事を極力考えないように努めた。
でなければ、あの扉の向こうから否応なしに響いてくる水音に誘われてしまいそうだったからだ。

ベッドに座り、とりあえずテレビをつけて部屋に音を流す。
ちょうど時間的に番組の合間だったらしく、どのチャンネルを回してもニュースしかやっていなかった。
適当にチャンネルを止めてニュースをぼうっと眺めながら、先程幸子に言われた事について考え始めた。




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