過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
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50: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/07/07(日) 20:16:27.79 ID:qH1jWcyn0


「あ、お帰りなさい――さん」


事務所に戻り、千川さんの出迎えに笑顔で答える。
足取り軽く自分のデスクに座り、広げていた書類を整え、デザイン案を纏めていく。


「ふふっ、何だか――さん楽しそうですね」


デッサン書きに、色の指定を細かく書き込んでいく。往来の趣味程度ではあったが、ある程度絵が書けるのは強みになっていた。
仕事に勤しむ私に、千川さんがお茶を出してくれた。


「えぇ。まぁ、これからは何とかなりそうだなって、確信したので」

「あら、そうなんですか?」

「はい。むしろ、今まで何でこうしなかったのかと、疑問に思うくらいですよ」

「そうですよ。全く……不器用な二人をこの目で見ている立場としては、もうじれったくてじれったくて……」

「あはは……御迷惑を、お掛けしました。これからは、事務所のお荷物脱退を目指します」

「そんなのすぐに抜けられますよ。でも、期待してます。お二人ならきっと、その先も見えてくるはずですから」

「……はい。ありがとうございます」



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