過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
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54: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/07/07(日) 20:20:44.58 ID:qH1jWcyn0


「ま、またニヤついてないで、ちゃんと答えて下さいよ!」

「いや……我ながら、良い仕事したものだなと……幸子の可愛さが、倍増されてるよ」

「そ、そうですか! まぁ当然ですよ、何て言ったってカワイイボクが着ているんですからね!
 それにしても、――さんは独特の変わったセンスをしてますね! あまり見ないデザインですよ!」

「独特、ねぇ……」

「ボクは思ってることが口に出ちゃうので、率直な感想を言ったまでですよ」

「まぁでも、幸子に似合う事を第一に作ったつもりだ。だが素人のデザインだし、プロとはかけ離れるのかもな」

「……ボ、ボクは……――さんの作った衣装を着れて、良いですけど……」


目を逸らしてそう答える私は、彼女と同じく率直に疑問を投げる。


「何で?」

「そ、そうすれば、――さんはボクの事をちゃんと理解しているのかわかるじゃないですか!
 ボクに合う衣装を作れるって事は、それだけボクを理解しているって事ですからね!」

「まぁ、そうだな。私も、少しは幸子と向き合えるように、なってきたんだな」

「えぇ、まぁ遅すぎるくらいですけどね!」

「……面目無い」


頭を掻きながら、苦笑いをしてしまう。そんな私を見て、幸子が勝ち誇ったように鼻を鳴らした。
そう言えば、まだ肝心な事を聞いていないかった。



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