過去ログ - 八幡「ブラコンめ」沙希「シスコンめ」
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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/07(日) 19:41:50.35 ID:DZHS8Rkqo
「川崎さん、ここ最近八幡が元気ないの気づいていたでしょ？」
「まぁね、修学旅行が終わった辺りからどうも変だった。平然を装っているけど、たまに辛そう。」


戸塚は比企谷に対してかなりの信頼を寄せている。
以下略


23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/07(日) 19:43:18.46 ID:DZHS8Rkqo
「昨日の帰り、スーパーであいつと会ったんだ。相変わらず元気なさそうだったけど妹の事になったらちょっとだけ気力が出てきたみたいでね。」
「小町ちゃん、川崎さんの弟さんと同級生だっけ？そっかぁ、それで・・・」

どうやら察してくれたようだ。

以下略


24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/07(日) 19:44:05.38 ID:DZHS8Rkqo
「・・・八幡はね・・・あんまり関心のない人に対しては結構素直に言っちゃう人なんだ。」

・・・なんとなく判る。あたしもそういう相手にはズケズケと言うところがある。

「でもね・・・ある程度仲良くなった相手には言葉選んじゃうんだよ。」
以下略


25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/07(日) 19:44:57.92 ID:DZHS8Rkqo
「昼の一件から既に察していたっていうのかい？あんた相当すごいよ・・・。」
あいつ、あたしを突き放す気満々だったし。

「そりゃ最初はちょっと怖かったかな。でも川崎さん、八幡が言い返すのをちゃんと聞いてあげて同じだけ返してあげてた。」
「・・・うん。」
以下略


26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/07(日) 19:45:42.99 ID:DZHS8Rkqo
なんとなくだが見えてきた・・・。

「だからあいつはシスコンなのかなぁ・・・」

あのシスコンの正体が。
以下略


27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/07(日) 19:46:20.55 ID:DZHS8Rkqo
恐らくあいつは、あたしとは全く違う"他人との距離の取り方"をしている。
あたしは高い壁を作って周囲を見えないようにし、無関心を貫くやり方。
あいつは深い溝を作って周囲を見つつも、踏み込ませないやり方。

そうだ・・・あいつは周囲をしっかり見て、見渡して、観察した上で、それぞれに対応した深さの溝を掘っているんだ。
以下略


28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/07(日) 19:47:24.26 ID:DZHS8Rkqo
そんな事を戸塚に話してみると

「そっかぁ・・・うん、僕が感じてたのと大体同じ。ギリギリのところで線を引いた部分があったんだと思う。」

やっぱりか・・・。
以下略


29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/07(日) 19:47:52.77 ID:DZHS8Rkqo
・・・驚愕した。
この戸塚彩加という人物は、ハナから溝を埋めるつもりなんてなかった。
どれだけ溝が深かろうとお構いなしな手段に出ている。
チャンスってそういう事か・・・こいつはワンチャンスで内側の世界へ行くつもりだ。

以下略


30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/07(日) 19:51:21.20 ID:XWQ4iUxGo
なにこれおもしろいんですけど

31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/07(日) 19:52:33.59 ID:DZHS8Rkqo
奉仕部


「・・・・・」

以下略


32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/07(日) 19:53:37.04 ID:DZHS8Rkqo
しかし今日はちょっといつもと違っていた。

彼はいつもは文庫本を黙々と読んでいる。読書という点では今日も変わりはない。

"放課後キッチン"
以下略


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