過去ログ - 八幡「ブラコンめ」沙希「シスコンめ」
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349:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/13(土) 14:33:13.73 ID:KL8OrNSso
猫アレルギーの沙希は最初あまり我が家に上がる事はなかった。
しかし小町が沙希と結構な頻度でメールのやり取りをする様になってからは、小町が気を利かせてカマクラを退避させる。
メアドいつの間に交換したんだおのれら。
俺と大志?するわけねぇだろ。

以下略



350:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/13(土) 14:33:40.04 ID:KL8OrNSso
俺はひと段落つきそうな頃合を見計らってキッチンに入り、休憩用のおやつ作りをしていた。
ホットケーキにホットコーヒー。
勉強で頭を使った後は甘いものに限る。


以下略



351:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/13(土) 14:34:08.21 ID:KL8OrNSso
皿に乗せたホットケーキにマーガリンを乗せ、それぞれにシロップとハチミツを塗りたくっていく。
うちはマーガリン派だ。
この徐々に溶けてゆくマーガリンとシロップやハチミツが混ざり合う光景が食欲をそそる。


以下略



352:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/13(土) 14:34:37.37 ID:KL8OrNSso
「そういえばね、僕の通ってるスクールで、初心者体験として友達を連れてきていいって言われたんだ」
「ほー、そういうのもやってるのか」
「うん、連絡してみて使えるコートがあるなら、2人まで連れてきていいって」
「・・・!あ、小町テニスやったことないから興味がありますぅ〜」
「うん。2人とも最近勉強ずくめだったから誘おうと思って」
以下略



353:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/13(土) 14:35:03.76 ID:KL8OrNSso
「僕も受験勉強で疲れた時は、よくテニスやってリフレッシュしてたんだ。2人さえ良ければ明日コート使えるか電話してみるけど?」
「わ〜い!全然おっけーですよ彩加さーん!」
「ありがとうございますッス!」


以下略



354:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/13(土) 14:35:38.01 ID:KL8OrNSso
く・・・た、確かに彩加が一緒なら小町を任せられる。大志の魔の手が届かぬようにするのも容易だろう。なぜなら彩加が天使だから!
しかしいいのか俺!?小町と彩加がどっちも居ない休日に今更耐えられるのか俺ェ!?

「彩加さん、それって何時からなんです?」
「平日は夜なんだけど、休日は日中だよ。お昼から5時まで」
以下略



355:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/13(土) 14:36:05.00 ID:KL8OrNSso
「う、うん、それはいいけど」
「じゃあじゃあ〜、その間は悪いんですが2人で時間潰しててくださいまし〜」
「・・・!そうだよ姉ちゃん。そっちも試験勉強同時にやってたんだし、そっちはそっちで気分転換してきなよ」
「えぇ!?あ、うん・・・わかったよ・・・」

以下略



356:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/13(土) 14:36:36.56 ID:KL8OrNSso
日曜日


まさか再びここへ向かう事になるとは・・・
電車で向かう先はいつぞや、由比ヶ浜の誕生日プレゼントを探しに行った場所。
以下略



357:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/13(土) 14:37:03.84 ID:KL8OrNSso
この流れで驚くべきところは、場所指定が小町"ではない"点である。
意外な事に小町はテニスの件が決定して以降、場所に関しては一切意見を出してないのである。
希望者はまさかの沙希だった。


以下略



358:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/13(土) 14:37:38.12 ID:KL8OrNSso
なんだろうか、待ち合わせ地点に向かうのってこんなに心躍るものだったんだろうか。
もしかしたら自分が遅刻しているかもしれない。そんでもって「ごめん待った?」みたいな事を言い、返事の内容に一喜一憂する。
もしかしたら自分が先に着くかもしれない。そんでもって相手が来たときにどんな返事をするかをあれこれ考えて結局相手が来ない。来ないのかよ。


以下略



359:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/13(土) 14:38:58.12 ID:KL8OrNSso
そうだ、昔からそんな思いや期待はそれ相応に積み重ねてきた。
ただ、それらが全て失敗と絶望に繋がったまでの話だ。
だから俺は溝と言う線引きをした。自制というブレーキをかけた。


以下略



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