11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/07(日) 21:49:54.80 ID:UcZguNox0
桐乃「……そんなの、聞かないでよ…。もう今のあたしには、答えられないんだから…」
桐乃はほとんど涙声だった。
京介「…悪い。でもな桐乃、俺のお願いは、別にキスすることじゃなかったんだよ」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/07(日) 21:51:33.36 ID:UcZguNox0
桐乃「…そんなの」
京介「『なんでも』きいてくれるんだろ?」
俺は笑って、桐乃の髪をくしゃくしゃしてやった。
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/07(日) 21:53:24.99 ID:UcZguNox0
京介「だけどな桐乃、おまえはまだわかっちゃいないのかもしれないが、俺はおまえの『おにいちゃん』なんだぞ?」
京介「おまえが『無理だ』って思うことも、俺が絶対なんとかしてやるさ」
桐乃「…こんな時だけ兄貴面すんな!このばか…」
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/07(日) 21:56:17.50 ID:UcZguNox0
桐乃「そうかな」
京介「おう!おまえ、俺がしてきたこと忘れたのか?
なんだって、ちゃんと叶えてきてやったろ?」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/07(日) 21:59:22.88 ID:UcZguNox0
桐乃、俺はちゃーんとわかってたんだぜ?
おまえがどんな気持ちで昼間にメルルの指輪をねだったのか。
いや、もっと言うなら、おまえがどんな気持ちであの約束を決めたのかも、ちゃんと。
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/07(日) 22:01:38.99 ID:UcZguNox0
そして現在に至るわけだ。
あの時からの俺たちが、実際どんな関係だったのかを説明するのは難しい。
全てを未来に丸投げした以上、俺たちは自分たちの関係を、「恋人」だとは称さなかった。
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/07(日) 22:04:21.65 ID:UcZguNox0
京介「機嫌なおせって」
桐乃「メルルの八分の一スケールフィギュア買ってくれるなら許す」
京介「それむちゃむちゃ高いやつじゃねーか!」
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/07(日) 22:08:42.25 ID:UcZguNox0
そして、次の日。
俺たちは約束どおり、秋葉にフィギュアを買いにやってきた。
桐乃「くーっ!やっぱりいいなあアキバは!生き返るー!」
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/07(日) 22:11:11.33 ID:UcZguNox0
桐乃「うひひー♪おっきなメルちゃんかわいいよぉ。
いい子だねー、帰ったら箱から出してあげるから、ちょっとガマンしててねぇー」
京介「くっ、結局プレミア価格で買わされちまった…!」
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/07(日) 22:13:43.40 ID:UcZguNox0
京介「俺はなぁふつーの大学生なんだぞ?
金なんてそんな持ってねーよ。あーあー飲み会代が…」
桐乃「あんたそんなリア充な生活送ってないじゃん」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/07(日) 22:20:35.77 ID:UcZguNox0
今日はここまでです。
そんなに内容がないので、明日か明後日には終わる予定です。
89Res/34.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。