過去ログ - 神崎蘭子(24)「闇に飲まれよ!」
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/07(日) 21:00:43.15 ID:FhmYjF9Do

「変化というのは、あってしかるべきものなんじゃないだろうか?」
「はい?」
「お前が変わったように、蘭子も変化させてやるべきだったんじゃないか、とな」

 彼の真剣な様子に、ふうむと小さく唸ります。

「たしかに蘭子はあのキャラで世間に受け入れられている。だが、それは、彼女の自然な成長を阻害したんじゃないかとも思うんだ」

 私はそこでしばし彼の顔とテレビに映る蘭子さんの顔に視線を往復させました。
 それから、慎重な声で言います。

「つまり、なんですか。プロデューサーさんは、蘭子さんに、仕事のための個性を押しつけてしまっていると。そう言うんですか?」
「もちろん、当人はそんなこと言わないが……。売れてる間は、言えないだろ? 特に俺には」
「プロデュースしているから?」
「そうだ」

 なんとなく、彼の苦悩がわかってきました。
 彼は、蘭子さんに、必要以上の重荷を背負わせてしまったのではないかと思い悩んでいるようですね。


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