過去ログ - 【スーパーストリートファイターCROSS:StrikerS EDITION Ver.2013】
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43: ◆Jb4H4fHUCfVN[saga]
2013/07/13(土) 22:34:53.81 ID:QiAonH/TO
気付いたと同時に体は糸の切れた操り人形のように重力に逆らう力を失い、うなだれる。まるで百舌鳥の速贄だ。

その拳が引き抜かれると穴から血が止め処無く流れ落ち、引き抜かれた腕には肉片や血液が纏わり付いていく。
拳の形に空いた穴は向こう側の景色を覗かせていた。
そして腕の支えを失った体は地に倒れ伏すしかなかった。
以下略



44: ◆Jb4H4fHUCfVN[saga]
2013/07/13(土) 22:42:12.89 ID:QiAonH/TO
[0071年4月29日 ミッドチルダ 臨海第8空港近隣 メディカルセンター]
直後、閉じた目蓋に強い光が当たるのを感じた。

「(まぶしいなぁ。せっかくきもちよくねられるとおもったのに…。
…まぶしい?ここはどこ!?)」
以下略



45: ◆Jb4H4fHUCfVN[saga]
2013/07/13(土) 22:48:34.39 ID:QiAonH/TO
掌に感じる自分の胸板の感触。半信半疑で視線を胸に下ろす。
「あなが……ない」
よかった…あれは夢だったんだ。そうだよ。なのはさんがやられる訳がない。リュウさんがあんな恐ろしい化け物な訳がないじゃない。

顔が綻びる。
以下略



46: ◆Jb4H4fHUCfVN[saga]
2013/07/13(土) 22:52:17.95 ID:QiAonH/TO
[数日後]
治療がひと段落し、心も落ち着いたので一般病棟に移った。

目を覚ましたあたしはベッドで上半身を起こしながら、担当の看護士さんに集中治療室に運ばれた経緯を聞いた。
最初は安定していた容体が搬送中に急変して心臓が停止してしまい、搬送中の蘇生は叶わず緊急の蘇生を要していたかららしい。
以下略



47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/13(土) 23:54:56.75 ID:QiAonH/TO
「大丈夫?あなたは落ち着いたばかりなんだから、まだ無理しちゃ駄目よ?」
震える身体を看護士さんは優しく抱きしめてくれた。

「うん、だいじょうぶ。やなゆめをおもいだしちゃっただけだから。ありがとう、かんごしさん」
心配して声をかけてくれた看護士さんに作り笑顔で答える。
以下略



48: ◆Jb4H4fHUCfVN[saga]
2013/07/13(土) 23:58:01.52 ID:QiAonH/TO
なのはさんはあたしに夢を与えてくれた、あたしの目標。この人のようになりたい。あたしみたいな人の力になりたい。

リュウさんは…まだよく分からないけどとても気になる人。これってまさか…恋心?
…とは違うかな。とにかくもう一度会ってこの気持ちを確かめたい!

以下略



49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/14(日) 12:16:07.17 ID:MgshPjIK0


ケンや春麗などのリュウ以外のキャラも登場しますか?


50: ◆Jb4H4fHUCfVN[saga sage]
2013/07/14(日) 21:20:51.53 ID:nrKs/ZKNO
>>49
レスありがとうございます!
他にもいっぱい出す予定です。
ちなみに今はStrikrSの話に沿っていますが、後々かなりオリジナル寄りの話になります。


51: ◆Jb4H4fHUCfVN[saga]
2013/07/14(日) 21:23:06.37 ID:nrKs/ZKNO
【リュウside】
[0071年4月29日 ミッドチルダ臨海第8空港?]

「……ここは何処だ?何故俺はこんな場所に…」
目を覚ますと俺は炎に包まれた建物の中に倒れていた。
以下略



52: ◆Jb4H4fHUCfVN[saga]
2013/07/14(日) 22:10:16.91 ID:nrKs/ZKNO
※※※※
[同日 地球 シークレットポイント48106 リュウが目を覚ます十数分前]

「まさか貴様と再びこの地で合間見えようとはな。
『シャドルー』復活の狼煙を上げるにこれ程相応しい場所も相手も無い!貴様の這いつくばる姿を祝杯としようではないか!
以下略



53: ◆Jb4H4fHUCfVN[saga]
2013/07/14(日) 22:27:37.52 ID:nrKs/ZKNO
[再び 0071年4月29日 ミッドチルダ臨海第8空港]
そうだ。俺はベガに敗れた。そしてベガの力によって別の場所に飛ばされたのだろう。

「空気が違うな。そうか…ここはなのは達が言っていた『別の世界』か」
以前に出会った…「魔導師」と言ったか、その子供達に聞いた話だ。
以下略



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