過去ログ - 【スーパーストリートファイターCROSS:StrikerS EDITION Ver.2013】
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574:″ストリートファイター[saga]
2013/09/03(火) 21:37:10.37 ID:qHfgEhsIO
「フッ…。『孤高の求道者』とも呼ばれていた事がある君にそこまで言わせるとは大したものだ。だがこればかりはこの目で確かめなければ信じる事は出来ん。そこまで言うなら腕試しをさせて貰いたいものだ。八神部隊長、如何だろうか?」

はやては目を閉じてしばし考え込んだ。そして目を開けてナッシュに返答を述べる。
「…信頼していただく為にも必要なようですね。分かりました、模擬戦を行いましょう」
「急な申し入れを受け入れて頂いて感謝する」
以下略



575:名前変えました ◆VlVw5c5pe9xY[saga]
2013/09/03(火) 21:56:29.41 ID:qHfgEhsIO
「いえ、あの子達にもいい経験になるでしょうから。期日は二週間後で宜しいですか?」
「ああ、構わない。チームプレーを特訓する時間は必要だからな」
「ありがとうございます。では人数はどうしますか?あなた方の実力は理解しているつもりです。ですからこちらとしてはチーム単位で動く事が前提なのでフォワード2人対そちら1人かフォワード4人対そちら2人を考えているんですが…」
「私を甘く見ているのか?こちらは私一人でいい。君達のチームは全員で掛かって来るんだ」
「え?」


576: ◆VlVw5c5pe9xY[saga]
2013/09/03(火) 22:34:41.58 ID:qHfgEhsIO
「ナ、ナッシュ!」
「ちょっとあなた…」
「……。(始まったか…)」

「ナッシュ中尉!あなたにも『ボディリミッター』は付いてるんですよ!?」
以下略



577: ◆VlVw5c5pe9xY[saga]
2013/09/03(火) 23:20:17.06 ID:qHfgEhsIO
「いくら何でもそんな状態で四人相手なんて…!!」
「聞こえなかったか?1対4だ。力が抑えられているなら手加減の必要が無くて余程やりやすい」
ナッシュの目は本気だ。だが何故…。

「…ナッシュ中尉。本気なんですね?」
以下略



578: ◆VlVw5c5pe9xY[saga]
2013/09/03(火) 23:32:00.85 ID:qHfgEhsIO
「ッ!…では準備はこちらで進めておきます……!」
「…これで失礼する」
ナッシュは足早にその場を去った。しかし流石にはやても怒りを隠し切れないようで、人目を憚らず歯噛みしている。端から見ている俺でさえも目に余る挑発だ。無理もない。
「(だがナッシュの目…複雑な感情が見え隠れしている…。恐らくは単に子供の事を心配しているだけではない。あそこまで言ったのも何か理由が…)」


579: ◆VlVw5c5pe9xY[sage]
2013/09/03(火) 23:36:30.94 ID:qHfgEhsIO
今回はここまでにします。

これからは投下が本当に不定期になります(と言っても長くて数日程度の間隔にするつもりですが)。


580: ◆VlVw5c5pe9xY[saga]
2013/09/06(金) 21:17:55.59 ID:hbRtZrmeO
「何なんやあの人!あの子達をバカにして!」
「私も正直…言い過ぎだと思うな…」
「リインもあの人キライですー」
三人ともかなり苛立っている。話し掛けるのも難しい状態だ。

以下略



581: ◆VlVw5c5pe9xY[saga]
2013/09/06(金) 22:09:01.36 ID:hbRtZrmeO
「ナッシュは普段は冷静だが…見ての通り一度感情に火が付くと俺でも止められなくなる。本来のあいつは穏やかで優しいんだ。特に…子供には…。軍人でいられるのが不思議な程にな。ナッシュがいたからこそ俺はただの殺人機械にならずにいられたんだ」
「だったらどうしてあんな事を!」
「子供でも自分の意志で決めて立派に戦えるという事ははやてが説明してあの人も納得したじゃないですか!」
「そういう問題ではないんだ。あいつは…いや、これ以上は俺の口からは言えん」

以下略



582: ◆VlVw5c5pe9xY[saga]
2013/09/06(金) 23:04:00.82 ID:hbRtZrmeO
「私、以前にナッシュと協力して捜査した事があったけどあんな彼は見た事が無いわ」
「ガイル、ナッシュは心に傷を負っているんだな?」
「!?…見抜いていたのか」
「意外ね。彼は感情を理性で抑え込めるタイプだと思ってたわ」
「理由は…本人から聞くしか無いようだな」
以下略



583: ◆VlVw5c5pe9xY[saga]
2013/09/06(金) 23:45:07.07 ID:hbRtZrmeO
「だが?」
「当日になればその理由が分かる。あいつは腕試しを通して子供達に何かを伝えようとしている筈だからな」
「…全てはその時に、か」
「やれやれ。ガイルも頑固だと思ってたけどあなたよりナッシュの方が何倍も頭が固いわね」
「ああいう性格だからこそ『奴等』の息の掛かった上層部に昇進の道を閉ざされて田舎送りにされたのさ。本来ならナッシュは下で燻るような器ではない。俺が少佐になったのはあいつが動きやすいように階級を上げて守ってやる為だったんだ。まあ、あいつは逆に田舎送りを利用して独自に動き出したんだがな」
以下略



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