28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/11(木) 19:16:55.71 ID:ATuKDLpGo
北條「とりあえず元の場所に戻るという目的は達したので外に出ましょうか」
氷川「しかし、先ほどの少女から話を聞く必要が…」
北條「彼女は氏名と所属している教育機関を明かしています。聞こうと思えばいつでも聞けますよ」
氷川「そうですね、こちらもまだ安全かわかりませんし、民間人もいますしね」
氷川「僕たちがちゃんとあなた達を送りますのでご安心を」
北條と氷川の発言で外へ向かおうとした矢先に再度世界の変異を目の当たりにする。
物質的な現実世界を保っていた世界が一転して抽象画のような現実に表現するのは不可能な世界へと変貌した。
空は現実の時間と合わせているのか赤く光り、雲が抽象画のように形作られている。
刑事の二人はすぐさま警戒体制に移行するが、先ほどの生物との戦いで二人が持っている銃弾の数は残り少ない。
直接武器に使えそうなのは先の戦いで奪った鋏ぐらいのものだ。
氷川「北條さん、残りの弾はそちらで使ってください」
北條「後で返せとか言わないでくださいよ」
氷川は返事とばかりに拳銃に装てんしていた残弾を抜き取り北條に手渡してきた。
北條も無言で受け取ると弾の充填をする。先ほどの戦いで消耗した銃弾の数と合わせて丁度拳銃一丁分の弾薬だ。
全員で警戒を強めるが何も変化は起きない。先ほど立ち去った巴マミという少女が異変に気づいて戻ってくることが最良だが、
彼女は敵を倒した際に何かが逃げたと言っていたので追撃を優先する可能性がある。
次善は希望的観測になるがここで待っていれば元の場所に戻ること。最悪なのが先ほどのような化け物と戦って撃退を迫られることだ。
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