97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/18(木) 21:41:52.15 ID:fvkXZw5Lo
マミは眼前のことに反応できずに体を硬直させていた。
万全の状態で『勝った』と思った。魔女の体の自由を奪い、とどめの一撃を放つ。
マミが普段通り行っているセオリー通りに事を運べたのに自分の前には口を開いた魔女の本体。
油断していたことは否めないまどかに魔法少女になりたいと言われて舞い上がっていた。
普段通りの自分を持っていたなら反撃もしてこない魔女に疑問も覚えただろう。
勝利を焦らずにいたら罠の一つや二つも張って万全の状態でこの危機を脱せたかもしれない。
マミがやられたら無力な後輩は契約するかもしれないが、目の前で惨状を見せられて身動きがとれるだろうか。
マミ(こんなことなら暁美さんが言った通りに援軍を待ってから挑むべきだったわね)
マミは襲い来る惨劇に考えを馳せながら後悔する。
突如マミの眼前に迫っていた魔女を青い影が貫いた。
さやか「マミさん大丈夫ですか!?」
マミ「美樹さん!?あなた魔法少女に!?」
さやか「もしもに備えておけってQBに言われまして」
青い影はさやかだった、青い胸当てを装備してサーベルを持っている。
魔法少女服は身動きしやすいようにかマミやほむらに比べると露出度が高い。
ソウルジェムは魔法少女服になった際にはだけた腹部に装着されている。
マミ「ありがとう美樹さん、でも後悔しないのね?」
さやか「後悔するぐらいだったらマミさんが来る前から契約していませんよ」
さやか「でも、ちゃんとマミさんを待っていて良かったですよ」
さやか「初戦の相手にあいつじゃ荷が重過ぎますからね」
マミ「そうね、それはいい判断だったけど」
マミ「まだ終わっていないわよ」
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