過去ログ - 上条恭介「キミの笑顔が好きだった」
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2: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2013/07/10(水) 01:28:49.18 ID:SJta8h95o
そう知ってからは、一心不乱だった。

とにかく、暇さえあれば演奏するようになった。

そうすれば、僕の好きなキミの笑顔を見る事が出来たから。

その演奏が、周囲には高く評価された。

周りの評価なんて、僕にはどうでもよかった。

でも、僕の演奏が高く評価されると、キミはまた眩しい笑顔を見せてくれた。

いつも通りの、僕の好きな笑顔だ。

僕の演奏が評価されれば、キミは笑ってくれるんだ。

そう気付いてから、僕は上を目指すようになった。

大きなコンサート会場で演奏した事もあった。

もちろん、目的はその時でさえ変わってはいなかったけれど。


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