過去ログ - 静「ペーパー・バック・ライターは父親に憧れる」
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183: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/08/09(金) 22:20:54.55 ID:znEwU6hC0
早人「いいかい?静さん、この『双葉双馬』って子は、『高校生』じゃあなくって……」

静「……?」

…………


184: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/08/09(金) 22:25:13.05 ID:znEwU6hC0
…………

ぶどうヶ丘中学校――

キィ〜ン コォ〜ン カァ〜ン コォ〜〜ンッ……
以下略



185: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/08/09(金) 22:30:26.14 ID:znEwU6hC0
双馬「悪いけど、遠慮するよ。今日は少し外で食べようと思ったしね。……それに、僕はそーいう『馴れ合い』ってやつが大ッ嫌いなんだ」

女生徒「あッ!ご、ごめんね?双馬君……けど……」

双馬「それに君、今……僕に対して絶対に『やっちゃあいけない事』を堂々とやったんだぜ?それに気付いていたのかい?」
以下略



186: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/08/09(金) 22:33:47.16 ID:znEwU6hC0
双馬「『読書』さ。君は今、僕の『読書』のジャマをした。それは、『それだけは』絶対に許せない。……人は本を読んでいる間、『ここではないどこか』にいるんだよ。そんな人間を『ここ』に戻すなんて……君にはデリカシーってやつが無いのかい?まったく……」

女生徒「ご、ごめんなさいッ!」

双馬「フン……」ガタガタッ


187: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/08/09(金) 22:36:46.37 ID:znEwU6hC0
ガラガラッ

男子生徒「おーい、『双葉双馬』はまだいるかっ?」

双馬「?……僕のことか?」
以下略



188: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/08/09(金) 22:39:50.83 ID:znEwU6hC0
ガラガラッ

双馬「…………」

静「……ハァ〜イ、双馬」モグモグ
以下略



189: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/08/09(金) 22:41:27.38 ID:znEwU6hC0
…………

ぶどうヶ丘中学校、体育館裏――

静「しっかし、まさかアンタが『年下』とはねーッ!あんだけエラソーにしといてさ〜〜中坊だなんて、ちょっぴりユルせんとこだけど……ま!あたしは大海原のよーに心が広いからねッ!気にしないであげるわよ〜〜」モグモグ
以下略



190: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/08/09(金) 22:44:03.34 ID:znEwU6hC0
双馬「サンジェルマンでサンドイッチ……まぁ、それは別にいいんだけどね。だけど、ドーナツが無いのはどういう事だい?ボックスサンドなんて僕は求めていないんだよ」モグモグ

静「ケッ!嫌なら食べなきゃいいでしょーッ?まったく、コニクたらしいガキねッ!それあたしの奢りだってのーッ」

双馬「せっかくだからもらってやってるだけだ。逆に感謝してほしいくらいだな」モグモグ
以下略



191: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/08/09(金) 22:45:31.38 ID:znEwU6hC0
双馬「その事だが、静。君、どうして僕に会いに来たんだい?」

静「どうして、って……何よ、会いに来ちゃあダメだったわけ?」

双馬「正直迷惑だな」
以下略



192: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/08/09(金) 22:47:07.39 ID:znEwU6hC0
双馬「……何だと?」

静「あたし、昨日アンタと話して……というより、もっともっと前からアンタとは話をしてたんだけど……どうしても、アンタが極悪人だとは思えなかった。……一緒にサンドイッチを食べて、その思いが確信に変わったわ。アンタは悪いヤツじゃあない」

双馬「……君、頭は大丈夫か?昨日言っただろう?僕は世界を大混乱の渦に巻き込もうとしているんだぜ?」
以下略



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