過去ログ - 【安価とコンマで】幻想に走り給うⅣ【幻想入り】 -SS速報VIP

過去ログ - 【安価とコンマで】幻想に走り給うⅣ【幻想入り】

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923: ◆eohhG1Orlc[saga]
2013/07/29(月) 23:20:54.93 ID:YFxklXNKo
―博麗神社（夜）・霊夢の部屋―

　唐突に霊夢の部屋に呼び出され、座布団に座らされる。

霊夢「……天子を連れてきた理由、詳しく教えてもらおうかしら？」

零「……受け入れたんじゃないのか？」

霊夢「建前上はね。状況を見て、それで何かあったんだって察する事は出来る」

　まあ、その話は先にしてある。

　永江衣玖との戦闘や、それに至るまでの経緯。

零「それは既に話した事だろ？」

霊夢「私は、詳しくと言ったわよ、零。……天人を攫う程の理由。もしも下手なモノだったら、あいつをここに長居させられない」

零「そんな」

霊夢「天子は、アレで偉い天人の娘。天界から実力行使されたら、こっちだって危ないの」

　――霊夢の言う事は、尤もな事である。

　言わば、今回の出来事を要約すれば俺の個人的な理由以外に他ならない。

　アイツは、もしかしたらと。

　そんな奇跡に似た出来事に、俺は縋り付こうとしているのだ。

霊夢「教えて頂戴、零。……そ、それがもし、その」

零「あ？」

霊夢「……『アレ』な理由なら」

零「アレってなんだよ」

霊夢「察しなさい！この馬鹿！！」

零「んだと、このアホ巫女！！」

　理不尽にキレんじゃねえよ、何が言いたいんだよお前は！

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