11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/10(水) 21:21:54.86 ID:Ngh+TKCSo
俺の『ごめん』は、多分、真美の思う『ごめん』じゃない。真美の許した俺の『ごめん』は多分、違う。
重いため息を漏らした俺を見て、真美は少し考えるような素振りをした後、手を握ってきた。
驚いて真美を見る。真美は照れ笑いを浮かべて、
いつもの様なおどけた調子で言った。
「んっふっふ〜、にいちゃん、今日はなんだか寂しがり屋さんみたいだから、ね……その……」
真美が言い切る前に、その白い手を無言で握り返す。
少し顔を赤くして笑う真美に、
この劣情をどうか、いつまでも悟られることがないように願った。
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