59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/11(木) 14:05:43.24 ID:HZ78DO6Ro
〜再び店〜
「待たせたな」
「あ、お帰りなさい」
「うむ、用は済んだ。ではいくとするか」
「あの、織田さん。どちらまで行けば?」
「四条堀川へ」
「堀川?」
「うむ、目指すは旧本能寺じゃ」
「あ!なるほど!」
「である。ワシも何度か休みの日に本能寺へ行ったが、どうも違う。よくよく調べれば、あの猿が移転させておったわ」
「それで目星は?」
「うむ、あの場所に石碑がある。あれが黄泉の祠と同じ物ではないかと」
「今までに行かれました?」
「いいや。万が一、本当だった場合、店長に断りもせず帰ると心配するであろう」
「はは・・・・・・たしかに」
「と、いうことじゃ」
「ところで御館様、凄い荷物ですね」
「おう、歴史本に調理器具一式と調味料や食材、そしてレシピ本である」
「お持ちいたします」
「ならん。お前―――蘭丸はこちらへ残れ」
「しかし……」
「良いのじゃ、全てはワシが上手くやる」
「はぁ……」
「蘭丸の子は男なら且行、女なら光子と名付けると良い」
「ははっ」
「で、店長、いやケン。今まで大義であった」
「滅相も無い。本当に楽しい1年でしたよ」
「うむ」
「着きましたよ」
「では行くとするか」
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