72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/11(木) 14:26:46.80 ID:HZ78DO6Ro
「ところで、竹千代、頼みがあるのだが……」
「なんなりと」
「うむ。では、この書状2通、1通は表書の通り、もう一通はお主の末代まで守らせよ」
「これは?」
「ワシへの報酬じゃ。何卒頼む」
「信長しぇふ、頭をお上げください」
「うむ、恐らくこの体、もって数年であろう」
「なんと!」
「自分の事は自分が一番知っている。お前に天ぷらを食わせてやれるのも、もう幾ばくも無いかもしれんな、がはは!」
「信長しぇふ……必ず、この書状の約束、御守り致します」
「くれぐれも頼む」
「この家康、命に代えてもでも」
「うむ、あい分かった。では、そろそろワシは行くとするか」
「どちらへ?」
「それは……まぁ、お主には到底理解できぬ所じゃ。それよりも、方広寺釣鐘の件、抜かりなきようにな」
「ははっ」
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