78:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/11(木) 14:36:43.17 ID:HZ78DO6Ro
〜店〜
「なかなか趣のあるお店ですね」
「ありがとうございます」
「さて、今日は何を食べさせて戴けるのでしょうか?」
「すみません、今日は定休なので大した食材も無く……でも、信長様の一番好きだった湯漬です。フカの卵の塩漬け……キャビアと鴨肉の炒め物が入っています」
「ほう、これが噂の」
「噂なんですか?」
「何度か探させたのですが、見つからなくてね。江戸から伝わる現代の噂です」
「はぁ……」
「うん、美味しいです。こんな美味しい物、久しぶりです」
「ありがとうございます」
「うん。年に何度か食べたい。良かったら作りに来てくれませんか?」
「はい。喜んで」
「いやぁ、本当に素晴らしい。信じられない様な話が本当で、美味しい料理にも出会えた」
「いや、そこまで言われると」
「うんうん、では私はこれで」
「はっ。本日は御来店いただき、誠にありがとうございました」
「うん」
老人は数人のSPに守られ、店を後にした。
「いや〜驚きっす。まさか天―――」
「蘭丸君、それは言っちゃいけないよ」
「はぁ」
「お忍びなのだから」
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