過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part4
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249: ◆zvY2y1UzWw[sage saga]
2013/07/15(月) 00:59:29.95 ID:usembZnn0
「…キヨラさんって誰ですか?」

「えっと…罪を犯した人間を裁く施設の職員さんです。全ての生物の罪を回覧することができ、重罪人の魂を処刑することも許可されています。」

「どんなふうに裁かれるんですか?」

「裁き方は簡単。罪の確認の後、無力化されて強制労働の刑です。」

「私も…裁かれますか?」

「そうですねぇ…『身の程知らずの罪』『嘘をついた罪』『ズルをした罪』『裏切った罪』…いろいろありますからねぇ…ぶっちゃけると裁かれたことのない魂はないですよ。」

「えっと…たしか最短は聖人と称えられたような人で…刑期二週間です。それより短いのは…まともに生きることのできなかった子供とかですね。」

半分眠っていた昼子が目を覚まし、話に加わる。

「ん…ああ…キヨラの話か。あいつの処刑器具やら拷問器具やらのメンテナンスの時の笑顔は恐ろしいぞ…」

「…キヨラさんは良い人ですから。それにいつも笑顔でしょう?蘭子様に先入観を植え付けないでください。」

「…喜々として新たに習得した処刑器具召喚魔術の『ファラリスの牡牛』とやらの説明をしてくれた件についての弁明は?」

「ないです。というかなんでそんな話聞いてたんですか…」

「怖いですね…」

「まぁ、能力の悪用をしたり誰かの罪を誰かに教えたりした途端に自分の能力に殺される職業ですからねぇ…そういう人が選ばれるのかも。」

「…あ、処刑を受けた魂は二度と思考できる生物に転生できなくなるんですよ。」

付け足すようにユズが解説をする。


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