過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part4
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◆EBFgUqOyPQ
[sage saga]
2013/07/12(金) 01:12:49.72 ID:0Lh97Fm6o
唯は猫のように唸りながら息を整える。
しかし智絵里はさっきまでのように怯えておらず、唯の方を向く。
智絵里「当然、やる気はあるよ。唯ちゃん。私に計画の変更はない。宇宙も、地球も、アンダーワールドも、人間も、人外も、能力者も、一般人も、悪魔も、天使も、魔界も、天界の、それらを遮る境界線を、意識の差を、格差を、正義を、悪を、全部取り払って、その後神さまと私、同じ目線から、高さから、この世界を見て回る。それが私の信じた道だから」
その言葉に唯は目を丸くする。
智絵里の目の中にあるのは絶対的な自信どころではないことが唯にはわかった。
唯(もはやこれは……盲信だね)
自信の信じたことが絶対的に正しいと信じ切った目。その正しさがたとえ智絵里自身になくとも、それが正しいと思っている。
唯「やっぱりあたしのようになんちゃって暴食じゃなくて、正真正銘の、傲慢だね、ルシフェル」
唯はゆっくりと椅子に座りなおす。
唯「そう、智絵里は、そういう子だった」
智絵里「あ……す、すみません……」
ここで智絵里は我に返ったのか頭を下げて顔を隠す。
智絵里「わ、私は……神さまに、2回、挑みました」
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