過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part4
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◆n8e7PTy/8c
[sage]
2013/07/11(木) 15:46:49.56 ID:jhoAHeXh0
ヴォーパル「了解です、『Jabberwock 我が呼び声に応えよ』」
ヴォーパルがそうつぶやいた途端突風を感じありすは思わず手で目を覆う。目を開けるとそこには純白の荒々しい獣の様な雰囲気を持ち、装甲には植物の意匠がくまなく施された巨人らしき物体が鎮座していた。
ありす「ロボット!?これが…力?」
ヴォーパル「そう、ジャバウォックは貴方の為の…ロボット、という解釈でいいでしょう。さあ、こちらへ」
ジャバウォックに乗り込んだありすはある事に気づく、こういうロボットにあるはずの操縦桿が無い、それどころかスイッチなども見当たらないのだ。
ヴォーパル「大丈夫です、私を目の前の穴に押し込んでください。」
言われるがままにヴォーパルを穴の中に差し込むと丁度の大きさで、すっぽりと入っていった。
ヴォーパル「接続完了、Jabberwock 起動せよ!!」
ロボットの中で声が響いたと思ったらジャバウォックが光に包まれる、獣のような外見は見る間に鎧を着た闘士の姿になり、白1色だったボディも様々な色に変化していく。
その光景を例えるなら「理性無きものが理性を得ていく様」を早回しで見せられているようだった。
ヴォーパル「起動完了です、マスター。操縦は基本私がやりますから…マスター?」
ヴォーパルは不機嫌そうなありすを見て疑問形でありすを呼んだ。
ありす「私って本当にここにいる必要があるんですか…?」
ヴォーパル「はい、マスターがいないと起動できませんから」
「それって単なる鍵役じゃないですか!!」そう叫びかけたありすの口は、駅に向かって急発進したジャバウォックのスピートに閉めざるを得なかった。
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