過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part4
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8: ◆n8e7PTy/8c[sage]
2013/07/11(木) 15:53:24.57 ID:jhoAHeXh0
命令通り破壊活動を実行しようとした旧式はセンサーに反応したある物体に対して一瞬だけ動きを止めた。

「それ」は文字通り突然現れた。旧式とはいえ以前の地球からは考え付かないほどのテクノロジーで生まれたものであり、実用的にする以上既存の兵器、技術に対して反応し、最適な行動(スペック上、取れる行動は限られるが)を取ることをコンセプトに作られていた。

そのセンサーが感知できなかったものが突然現れた。自分の知っている兵器の延長上のものなどではない根本から全く違うもの。

それは旧式に取ってアンノウンと呼称するべきものだった。故に旧式は動きを止めてしまった。

それを見た???が顔をしかめる。

???「おいおいまじかよ、出てきた早々故障とかない…ん?」

???「急接近してくる物体?能力者か?いや、それにしちゃあ…」

???「早すぎるし、速すぎるし、何よりでかすぎる」

そうつぶやくのと旧式に何かが突っ込んで行くのを目視するのはほぼ同時だった。

ジャバウォックの拳が旧式のボディにクリーンヒットし、バランスが崩れる。ジャバウォックはそのまま相手をつかみ、今いる駅付近から山の方に投げ飛ばした。

旧式は備え付けのバーニアを全力で噴射して何とか姿勢を制御しようとする。ジャバウォックはその隙に追い付いて旧式の足をつかみ、山の中腹に引きずり降ろしダウンさせる。

ダウンしたまま動きを止める旧式、近づくジャバウォック、後1歩で拳が届く距離という所で突然旧式の頭部が光を発した。

ヴォーパル「想定内、むしろ予想通りです!!」

そう言いながら不意打ちの頭部レーザーを華麗に回避し、そのまま拳を旧式の頭部に打ち込んだ。

旧式はAIを破壊され、完全に沈黙した。

???「何だよあれ、こっちの情報にはあんなのは…まあいい、それよりも依頼主に報告が先だ。誰であろうと向こう側がぶっ壊したんだ、俺に責任は無い。」


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