過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part4
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863: ◆llXLnL0MGk[saga]
2013/07/25(木) 18:31:33.40 ID:Ef+jiHvm0

カイが華麗な着地を決めた後ろで、アビスパイクの鎧が無残に砕け散った。

スパイクP「はぁっ……はぁっ……俺は……まだ……」

立ち上がろうとするスパイクPに、カイが鋭く言い放った。

カイ「スパイクPさん、あたし決めたから。あたしは……今の海皇様と決別する」

スパイクP「なにっ!?」

カイ「今の海皇様は正気じゃない。海皇様がどれだけ刺客を送り込んできても……」

カイ「海皇様が、元の優しい海皇様に戻ってくれるまで、あたしは戦い続ける」

カイ「海底都市に帰って、海皇様にそう伝えて」

スパイクP「……くそぉぉぉぉぉぉっ!!」

スパイクPは雄たけびを上げると、現れた水柱の中に姿を消した。


カイ「…………ありがとね、ホージロー」

『キィキキン♪』

カイと分離したホージローは地面に潜って顔だけ覗かせている。

カイ「さーて、どこ行こうかな?」

『キンキン』

カイ「……そうだね、これはいわばウェンディ族の私闘。無関係な地上の人を巻き込んじゃまずいよね」

カイ「刺客があたしだけを狙うなら、なるべく地上人が住んでない場所に……」

『キンッ!キンキンキキキン!』

ホージローが文字通りの金切り声を上げた。

カイ「ん?あ、ああ、そうだね。あたしだけじゃなくて、ホージローも一緒だね」

『キッキキン♪』

カイ「そうそう、地上の言葉で言う、一心同体、一蓮托生、だね♪」

カイとホージローは笑いあって、どこへともなく歩き出していった。


続く?


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