過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part4
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944: ◆6osdZ663So[sage saga]
2013/07/26(金) 11:08:41.25 ID:ptwPTB0Ao
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憤怒の街、E地点。


芽衣子「はぁ・・・・・・。」

そこに唐突に、芽衣子は現れた。溜息と共に。

さくら「おかえりなさぁい。」


芽衣子は空間移動能力者である。

詠唱とでも言うべき言葉を唱える事が、能力の発動の鍵。

詠唱を終えれば、パッと消えて、別の場所にパッと現れると言うシンプルなテレポート能力。

さらにその際、傍に居る任意の人間を、移動に巻き込むことができる。

運べるのは人間。それと、彼らの服装・手荷物のみ。

誰も所持していない物や大きな物、ペット以外の他の生物は運べない。

移動距離に制限はない。この世界の中で、知っている場所ならどこにでも行くことができる。

ただしネオトーキョーなどを代表する半異界化している場所は例外。

芽衣子はこの能力の事を『瞬間旅行』と呼んでいる。


芽衣子「・・・・・・ちょっと休憩させて貰うね、流石に能力の連続使用は堪えるから」

さくら「はぁい、私も休憩させてもらいまぁす!このクスノキの下なら魔力も回復するみたいなのでぇ!」


彼女達がE地点などと、アルファベットを付けて呼ぶ位置は、植物の精霊が設置した祝福の木の下の事であった。


芽衣子の『瞬間旅行』は半異界化している場所には移動できない。

そのため、機械を狂わせる結界や大量に犇くカース達によって、

半ば異界化している『憤怒の街』の内部も、本来であれば進入することができないはずであった。

せいぜいが先ほど喫茶店に入るときに使った、近距離の移動が限界である。


しかし、浄化の雨と、祝福の木が設置されたことによって、

異界化の影響が軽減された祝福の木の下のみであれば、外部からの『瞬間旅行』による進入が可能になった。

街の外に出ることに関しては芽衣子の能力は制限を受けないため、

限定的ではあるが、彼女は人を連れて街の外と内の往復が可能になった、と言う事になる。


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