過去ログ - 文才ないけど小説かく(実験)4
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256:ちょっぴり(お題:月曜日)2/2 ◆TER0xxnw5k[sage]
2013/08/08(木) 00:24:21.44 ID:fRxDfoBB0
 朝ご飯を食べ終わると、二人は出かける準備をする。
私はお皿を洗う。洗い終われば次は洗濯物だ。三人分
だけだけど、そこそこ重みがある。私と、息子と、夫
の分、三人分だ。
 干し終わるころには二人の準備も整い、いよいよ出
発の時。私の朝最後の仕事だ。

「行ってらっしゃい。気をつけてね。」
「うん、行ってきます!」
最愛の息子の顔に、曇りはない。
一秒でも早く学校に行きたいようだ。

「行ってらっしゃい。気をつけてね。」
「うん、行ってきます・・・。」

最愛の旦那の顔は、くたびれている。
休日は終わってしまったからだろう。

 私に休日なんてない。毎日が平日だ。毎日同じ作業
を繰り返し、繰り返し、繰り返し・・・。
 私に曜日なんてない。毎日が均一だ。飽きもせず今
日も、明日も、明後日も・・・。

「あぁ、そうだ。言い忘れてた。」
玄関の戸を手に取り、ふり向いたあなたはこう言った。

「いつも、お見送りありがとう。お前のおかげで一週間、
頑張れそうな気がする!」

…たったこれだけのことだけど、月曜日はちょっぴり待
ちどしい。



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