過去ログ - 勇者「魔王は一体どこにいる?T」
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533:愛の結末[sage saga]
2013/07/16(火) 22:48:15.98 ID:Ik+Q09d10
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薬剤師「商人・・また読んでるの?」
商人「あぁこれね・・まだ古文書の解読が残ってるんだ」
薬剤師「何か新しいこと分かった?」
商人「いや・・解読はまだまだ時間が掛かるかな」
薬剤師「予言の書の方は全然見ないのね」
商人「ハハあんな物に興味は無くなったよ」
薬剤師「でも結局予言の通りになってるでしょう?」
商人「僕は信じたくない・・いや信じない」
薬剤師「ガンコね」
商人「・・・これからの事を話すよ・・勇者と魔女もよく聞いておいて」
まず魔女が持ってる祈りの指輪は僕がしばらく預かる
なぜかと言うと・・これからエルフの長老に会いに行く訳だけど・・
長老がその指輪を使って勇者から200年分の命を吸ってしまうのを防ぐ為さ
実は・・魔女が歌う『愛の歌』には秘密があってね
その歌は200年の時を越えて結ばれる愛の歌なんだけど
本当はエルフと人間の『愛の歌』なんだ・・歌詞が少し変えられてる
長老は勇者を200年前に送り、自分は若返る・・そして魔女を我が物にしたい・・
そんな祈りを込められた歌なんだよ
商人「これが今まで繰り返されてきたループさ」
魔女「・・・商人・・・それはまことか?」
商人「僕はその流れを断ち切る」
魔女「エルフの長老は信頼できるわらわの古き友じゃぞ?」
商人「魔王が汚した命の泉から沸く水を飲んでるのは人間だけじゃないよ」
魔女「信じられん・・・2年程長老と一緒に居ったが・・・そんな素振りは・・」
商人「長老は勇者を見つけたら連れて来いとは言わなかったかい?」
魔女「・・・言うておった」
商人「僕の勘は割りと当たるんだ・・指輪を預からせてもらっていいね?」
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